旅の主役は「移動」かもしれない。新幹線に揺られて見つけた、心の余白

ひとりごと

久しぶりに、2泊3日の旅に出かけました。
年齢を重ねるごとに、旅に求めるものは賑やかな観光から、ただ心を休める時間へと変わってきたように思います。

今回の旅でふと感じたのは、「旅の醍醐味は、目的地に着く前の『移動』そのものにあるのかもしれない」ということでした。

流れる景色を眺めて、頭をからっぽに

旅の始まりは新幹線。
席に腰掛け、心地よい揺れに身を委ねるのは、実に久しぶりのことです。
2時間以上の道中、私はスマホをバッグに仕舞い、ただぼんやりと窓の外を眺めていました。

都会のビル群から、青々とした緑やきらめく川へ。
移り変わる景色をただ眺める時間は、普段スマホばかり追ってしまう頭の疲れを、知らず知らずのうちに解きほぐしてくれる贅沢なひとときでした。

旅先で出会う、いつもと違う美味しさ

目的地についてからも、あちこち動き回るスケジュールは組みません。
少しだけ街を歩いたら、あとは目的もなく知らない路地をのんびりお散歩。
夕方、暖簾(のれん)に惹かれてふらりと入ったお店で、少し早めの夕ごはんをいただくことにしました。

まずは、いつものビールで乾杯。もちろん、安定の美味しさです。
旅の開放感からでしょうか。次に頼んだ「黒霧島のソーダ割り」が、驚くほど美味しく感じられました。

芋焼酎のふんわりとした甘みが、炭酸と一緒に体に優しく染み渡っていく感覚。
静かな店内で、ゆっくりとグラスを傾ける時間は、家事や仕事に追われる日常では味わえない、愛おしい時間でした。

たまの移動が、明日からの日常を支えてくれる

毎日同じリズムで生活していると、気づかないうちに心には少しずつ疲れが溜まっていくものです。
だからこそ、いつもと違う場所に身を置くこと、そしてただ「移動」するだけの時間は、今の私にとって大切な心の栄養なのだと思います。

特別な大イベントはなくても、不思議なほど心が軽くなった今回の旅。

「よし、明日からまた私らしく、ぼちぼち頑張ろう」

自宅に戻り、いつものお気に入りのカップでコーヒーを飲みながら、そんな風に思えている自分がいました。

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