じっとりと暑い、夏の夕方近くのことです。
天気予報は曇りのち雨。今にも降り出しそうな空のわりには薄明るく、日焼け止めを塗り忘れた私は、日傘の影に隠れるようにしてうつむき加減で歩いていました。
子どもの声に導かれて見上げた空
「虹だ!」
元気な子供の声に、ふと顔を上げました。
「こっちからよく見えるよ」とお母さんの声。
見上げた正面の空に、大きな虹が架かっていました。思わず日傘を畳んで、スマートフォンで撮影。写真にも鮮やかな虹が写りました。下ばかり向いて歩いていた私に、小さな女の子が教えてくれた素敵なプレゼントです。
家の前に着くと、さらに美しい景色が
家に到着すると、虹はさらにくっきりと大きくなり、綺麗な二重になっていました。玄関先でもう一度、カメラを向けます。
その直後、白い雨がさーっと音を立てて降ってきました。間一髪、濡れずにセーフです。
軒先での少し特別な雨宿り
軒先でもう少しだけ、この綺麗な景色を眺めてからお家に入ろうと思います。
いつもの帰り道が、少しだけ特別に感じられた夏の夕暮れでした。



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