ビルと三日月、10年目の東京

ひとりごと

ビルと三日月、10年目の東京

高層ビルと、建設中のビルの隙間に、ぽつんと三日月が見えました。
建設中のビルの上部では、クレーンがさらに上へとアームを伸ばしていきます。大都会だな、と感じます。

東京で暮らすようになって、10年以上経ちました。この生活に慣れてきているはずですが、今だに思ってしまいます。

小さい頃に暮らした小さな町の景色は、よく心に残っているようです。日毎に、季節毎に、変わっていく山並みを望むことができました。

今は建物が立ち並ぶ町。景色は違いますが、毎日違う風景が見られます。湿度や匂いが変化して、季節が移り変わっていきます。

都会に憧れているわけでも、田舎暮らしを懐かしむわけでもありません。
ただ、また「大都会だな」と、おもっている自分がいます。

遠くに秋の虫の音が小さく聞こえる、早朝。
月を見上げて、そんなことを考えていました。

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