【訪問記】東大阪市・司馬遼太郎記念館へ。愛された雑木林と圧倒的な書架に思いを馳せる
近鉄奈良線の河内小阪駅から歩いて12分。駅を下りると生活感のある普通の商店街がありました。司馬遼太郎は普通の人と変わらない生活を好んでいたのだろうと思える町並みです。
商店街のアーケードを通り抜けると住宅街が広がります。小さな「歴史の道」を辿り、小坂神社をぐるりと回った裏側に司馬遼太郎記念館があります。
司馬遼太郎の自宅と愛した庭
ここには実際に執筆していた自宅と、安藤忠雄氏が設計した記念館が併設されています。
庭は司馬遼太郎自身が深く愛した「雑木林」のイメージを忠実に再現しているそうです。
クヌギ、クスノキ、シイ、ヤマモモなどの木々が青々と茂る、自然豊かな温かみのある庭でした。
雑草はあえて抜かず、落ち葉もそのまま積もらせることで、自然な森のような深みが演出されています。
窓越しに見る生前の書斎
庭の中に続くゆるやかな小径を歩いていくと、生前そのままに保存された司馬氏の書斎を窓越しに間近から見ることができます。
机の上に置かれた万年筆や色鉛筆、びっしりと並んだ本棚を眺めていると、とても感慨深い気持ちになります。
圧倒される大書架と記念館
記念館の中では、さらに多くの蔵書を見ることができます。
歴史・地理をはじめ、哲学、宗教、文学、民俗学、言語学、さらには都市計画、釣り、将棋の本に至るまで。
古今東西のあらゆる分野の書籍が並んでいました。
司馬遼太郎の頭の中を思うと、衝撃というか、畏怖というか、とにかく圧倒されます。
館内では司馬遼太郎の映像作品も拝見でき、本人の人柄や作品が生み出された背景をより深く知ることができます。
訪問を終えての感想
作品を読んでいる時にも感じられた、広く深い世界。実際の空間は想像以上です。
今まで読んだ作品を読み返したくなりましたし、読んだことのない作品にもどんどんチャレンジしてみたいと思いました。
これといった趣味のない暮らし。司馬作品は一生かかっても読みきれないほどたくさんあります。
これからじっくり読んでいくことが、とてもよい趣味になりそうな気がしています。



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