旅行の一番の楽しみは、何と言っても「日常」から、物理的に距離を置けることです。
飛行機がフワリと離陸し、雲の上に出る。あの瞬間、体の中からすっと開放感が得られます。
知らない街並みを走っていると、小さな冒険に出たかのようなワクワクした気持ちに。見慣れない建物、すれ違う知らない人、そしてふらりと立ち寄ったコンビニ。
棚に並ぶ「九州限定」の文字に惹かれて、思わず、ポテトチップスやカップラーメンをカゴに入れてしまいます。
「旅行をしている」と感じる、この独特の雰囲気がたまらなく好きです。
20代・30代の「旅の正解」と、今の私の変化
20代や30代の頃は、ガイドブックに載っている名所をできるだけ多く巡り、定番の名物を食べることが「旅の正解」だと思っていました。今思えば、せっかくの旅行だからと、少し肩に力が入っていたのかもしれません。
40代半ばを迎えた今の私にとっての一番の贅沢は、とにかく「ゆっくりすること」。スケジュールは特に決めず、気持ちにゆとりをもたせることです。
タスクに追われる日常から、絶対的な自由へ
家事、仕事、名もなき雑用……。普段の生活は、常に「しなければならないこと」で追われています。
旅行中は、「したいこと」だけをしていればいい。時計を気にせず朝寝坊をしてもいいし、明るいうちからお酒を飲んだっていい。
この愛おしい自由な時間があるからこそ、いつもの日常に戻っても、なんとか頑張れる気がするのです。
旅の終わり、すでに次は始まっている
現実に戻ると、タスクをこなしながらの日々。日常が続くと、心も体も疲れてきます。
「次の旅行は、いつ行けるかな……」
帰りの飛行機に乗る前から、考えてしまいます。



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