【ホテル椿山荘東京】10月上旬、秋のうつろいを感じる朝の庭園散歩

さんぽ

先日、ホテル椿山荘東京を訪れる機会があり、少し早めに到着して庭園を散策いたしました。その様子を歩いた順路に沿ってご紹介します。

3階ロビーから滝の広がる庭園へ

スタートは3階のロビーです。一歩外に出ると心地よい水の音が聞こえ、案内板の「順路」に沿って階段を降りました。
階段下の廊下を抜けると、目の前に現れたのは見事な滝。そこから視界が一気に開け、広大な日本庭園が広がっていました。

竹垣の小道と、移築100年の三重塔

まずは三重塔を目指し、小高い丘の坂道をのぼります。
道中に続くのは、端正な竹垣の小道。ちょうどスタッフの方が竹ぼうきで落ち葉を掃いていらっしゃいます。朝の静けさの中で挨拶を交わしました。

竹垣は、周囲を囲むクスノキやもみじの深緑、そして歴史ある三重塔に見事に調和しています。三重塔は、この地に移築されてからちょうど100年になるそうです。

椿山荘の由来となった「つばきやま」

続いて、「椿山荘」と呼ばれる所以となった「つばきやま」へと足を向けます。
ここはかつて、自生できる椿の北限だったと言われており、現在は日本各地の様々な椿が植えられています。

12月から4月頃の開花シーズンには「落ち椿」が絨毯のようになるそうですが、10月上旬のこの日に見つけたのは、まだ小さく固く閉じた青い蕾。これから訪れる冬に向けて、静かに準備が進んでいる気配を感じました。

庭園を守る神々と、樹齢500年の「御神木」

木々に囲まれた中には、赤い鳥居の美しいお稲荷様や、にわとりの姿をした珍しい石像がひっそりと佇み、庭園を守っています。

さらに神田川側の冠木門(かぶきもん)のそばには、庭園で最も古い歴史を持つ椎(シイ)の大木「御神木」が現れます。

  • 規模: 樹齢は約500年、樹高は約20メートル、根元の周囲は4.5メートルに及びます。
  • 歴史: 明治時代に山縣有朋がこの庭園を造営する遥か昔、室町時代の頃からこの地を見守り続けてきた歴史の証人です。

秩父の湧水が流れる小川から、弁慶橋へ

帰路は、秩父からの湧水を引き込んでいるという小川のせせらぎに沿って歩きます。最後に、風情ある赤い「弁慶橋」を渡ってロビーへと戻りました。

散策を終えて

もみじがほんの少しだけ色づき始めた、秋の始まりの散歩でした。
紅葉や椿の満開の時期ではありませんが、混雑もなく、季節がゆっくりとうつろう静謐な時間を味わうことができました。

椿山荘を訪れる際は、少し早めに足を運び、朝の静かな庭園を歩いてみてはいかがでしょうか。

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